第2回「大戸川ダム問題・緊急対話集会」をコラボしがで開催しました。
急なご案内にも関わらず、当日は沢山の皆さまにご参加頂きました。本当にありがとうございます。
最初の講師として、京都大学名誉教授の谷誠氏による「洪水最大流量の予測について考える」で水循環の観点からのお話しをして頂きました。
引き続き、保水量など森林の観点から拓殖大学准教授の関良基氏に「森林の治水機能とダム問題ー利根川事例から」というテーマで話をしていただきました。
関氏は森林蓄積の増加に伴い、洪水流量は下がり「自然のダム」の役割を果たすというお話しをしてくださるとともに、森林が回復しても洪水量を変えずに記載している国のデータに疑問を感じるというお話もしてくださいました。
一方、谷氏は森林の保水力に関しては意見が全く異なるとしながらも、「洪水を過大評価するからダムはいらない」のではなく、ダムがいらないと判断したらダムはいらないのだとお話しをしてくださいました。